濁った心を吐き出す場所

ごめんなさい
頭が割れる
頭が割れる
ああ助けて
ごめんなさい

忘却の彼方にあるのですね
つまり
あなたにとって私は死んだ人であるということです

耐えられない
耐えられないから話すんだ
耐えられないから書くんだ
耐えられないから描くんだ

耐えられない
耐えられないから黙るんだ
耐えられないから書くんだ
耐えられないのに描けない
描けないのに耐えられない
描くことを禁じたのは誰？

発狂すら許されない箱
入れ物から見える現実
一瞬だけ見える幸せな夢
二度と見えない幸せな夢
三度訪れることはない客

痛み
痛み
痛み
胃の私の心の腸の胸の痛み痛み痛み痛み痛い痛い痛い痛い痛い
誰にも言わないけどね

生きてくれるな自分
頼むから生き続けてくれるな
塵
小さいのに重たい物体が苦してくる夢
他人への恐怖
塵
塵
風に吹かれて消えてしまえたら幸せなのにな
風に乗って存在がなくなるって美しい
塵
一粒の重たい塵は私だった

冷めたコーヒーを温める習慣はついに身に付かなかった．
ケセドのように冷めたコーヒーを捨てることもしなかった．
冷めたコーヒーには冷めたコーヒーの味があるゆえ．

何かが聞こえる．
きっと悪口だ．
冷めたコーヒー．

萎んだ花が枝から離れることはなかった今は未だ

訪ねてきたのは誰でしたかね
どなたでしょう

ところで先生，
すみれはすみれのように咲くしかないならば，
自分の姿を忘れた花はどのように咲けばよろしいのでしょうか．